犬を飼ったなら、できるだけ早めに動物病院に連れて行って、健康診断を受けさせてください。
特に子犬の場合は、体に病気に対する免疫ができていないことが大半です。
そして安全性を確保するため、キャリーバッグなどに入れて、他の動物と接触しない状態で連れて行くようにしましょう。
また、ペットショップで買った直後に感染症などに罹っていることが分かる場合もあります。
お腹に寄生虫がいることも考えられるので、便も一緒に持って行くことをおすすめします。
そして、食欲がなかったり、嘔吐したりするなどの場合は、低血糖症を起こしていることもあります。
そうなると、命に関わってくるので、即座に病院に連れて行ってください。
犬によくある伝染病の場合、たいていワクチンを接種することにより予防が可能です。
主な病気としては、高熱などが出る「犬ジステンパー」、嘔吐や下痢などを生じる「犬伝染性肝炎」、食欲がなくなる「犬パルボウイルス感染症」、扁桃腺の腫れなどが生じる「犬パラインフルエンザ」などが挙げられます。
また、健康管理をするためには、体のどこを触っても嫌がらないようにしておきましょう。
体を触ることにより、日常のケアは当然ながら、病気などを早めに見付けることができます。
とはいえ、特に子犬の時期は無理やり触ると嫌がってストレスを感じさせてしまうこともあるので、気を付けましょう。
犬が嫌がらないような触り方を見付けて、常に健康管理ができるようにしておいてください。
触れるようになれば、いろいろな箇所を確認しましょう。
耳の中は、「赤くなっている」「耳垢が溜まっている」「変な臭いがする」などの異常がないか確認。
目は、「目ヤニが多い」「結膜が赤くなっている」などの異常がないか確認。
鼻は、「潤いがない」「鼻水が出ている」などの異常がないか確認。
口は、「歯垢が付いている」などの異常がないか確認。
足先は、「肉球に傷が付いている」などの異常がないか確認。
そして、気に掛かることが見つかったら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。