愛犬のためのドッグフードの選び方

◇目的別の4種類のドッグフード

ドッグフードは目的に応じて「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」などの4種類に分類することができます。この中で一般社団法人ペットフード協会が推奨しているのは「総合栄養食」で、このフードと水だけで、愛犬の健康を維持することができると言われています。

◇ドライタイプとウェットタイプ

総合栄養食に分類されているドッグフードは、さらにドライ、ウェット、ソフトドライ、セミモイストなどの細かい種類に分かれており、それぞれに異なる特徴があります。水分含有率が10%以下のドライフードは、長期間の保存に向いており、水分が75%ほどのウェットフードは、水をあまり飲まない犬に最適でなフードです。

◇ドッグフードを選ぶポイント

ドッグフードを選ぶ際には、普通の食品と同じ品質基準をクリアしている「ヒューマングレード」のフードが安心です。愛犬に疾患などがある場合は例外ですが、犬の健康状態によって与えるフードも変わり、基本的にタンパク質を30%程度含んでいるフードがおすすめです。また、保存料や香料、着色料などの添加物を使用していない商品の方が安心感があるでしょう。

◇犬の体質に合わせる

近年、様々な種類のドッグフードが販売されるようになりましたが、フード選びの際に大切なのは、愛犬の体質に合うフードであるかかどうかという点です。平熱が高い愛犬には、羊や鹿などの体を温めるタンパク質が含まれるドッグフードを与えると、呼吸が速くなってしまい、平熱が低めの愛犬には、馬肉などの体を冷やす効果のあるタンパク質は、血の巡りが悪くなってしまうので厳禁です。

◇まとめ

ドッグフードを選ぶ際には、含まれている材料や成分などに注意するだけではなく、愛犬の体調や特徴などを加味して選択する必要があります。また、与えていたフードの種類を変更する場合には、突然切り替えるのではなく、今まで与えていたフードと新しいフードを少しずつ混ぜながら切り替えていけば、消化器官への負担を軽減することができます。