犬をしつける際の注意点について

【犬をしつける際の注意点について】

◇しつけるキーワードとポイントの統一

愛犬をしつける際に大切なことは、飼い主がしつけるキーワードを家族内でバラバラにせずに統一しておくことです。もし、複数人で構成されている家族が愛犬に対してそれぞれ別々の用語で物を覚えさせようとすると犬は混乱してしまいます。特に順応性が高い子犬は、何かをした時に飼い主から発せられた言葉をしっかりと記憶することができますが、ひとつの行動に対してひとつのワードを結び付けますので、家族内でバラバラのワードを使用すると正確に理解することができなくなってしまいます。「してはいけない」ことをしてしまった時には、「ダメ」「やめろ」「ストップ」「待て」などの用語を使用することが多いですが、これらのキーワードは飼い主一家の中で統一するようにしましょう。また、このしつけの際に使うワードは短い方が理解しやすいので、できるかぎり分かりやすく短いワードを使うと愛犬も覚えやすいです。しつけのワードを統一することに加えて大切なのは、しつけるポイントも家族内で統一しておく必要があります。家族内でポイントが異なっていると、愛犬はどちらが正しいのか理解することができなくなってしまいますので、最初に家族内でしてはいけないことと、しても問題ないことを分けておくことが重要です。

◇トイレのしつけ

愛犬が落ち着かない様子でソワソワし始めたり、部屋の様々な場所の匂いを嗅ぎ始めたときは、トイレのサインです。これらのサインを見逃してしまうと、トイレの場所を理解していない愛犬は我慢できずに部屋の中でおしっこをしてしまったりするので、サインに気づいた場合は犬用のトイレの場所まで連れていくようにしましょう。特に子犬の場合は、概ね1~2時間おきに排泄する傾向があるため、定期的にトイレに連れていくことが必要がありますので、食後や寝起きの際には特に注意するようにしましょう。

◇食事のしつけ

愛犬は飼い主が食事の準備をし始めただけで察知して喜び始め、犬の前に食事のプレートを置くや否や、すぐに食べ始めてしまいます。このように食べる前に興奮し始めた愛犬を落ち着かせるためには、「待て」や「座れ」と言った用語を覚えさせる必要があります。食事のプレートを愛犬の前に置く前に、しっかりと座って待機するまでは与えないようにして、食事の際のマナーを身に付けさせるようにすることが大切です。